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サーキット走行は、言うまでもなくリスクがつきまといます。クルマを壊して修理費が必要になる、施設を壊して賠償責任を負う、怪我をする、最悪の場合は命を落とす。そのリスクを低減するために運転技術を磨く必要があり、守らなければならないルールがあり、もしもに備えた設備があります。サーキット走行に限らずクルマに乗る以上は同じで、一般道でも同様ですね。

さて、この写真の場所は富士スピードウェイレーシングコースのコカコーラコーナーです。先日、ライセンス会員のスポーツ走行枠のようすを眺めていたときのこと。コカコーラコーナー走行中の1台のクルマが、オーバーレブをしたようなエンジン音を響かせ、その後白煙を上げて写真の赤丸の位置に停まりました。直後ドライバーはクルマから降りて、心配なのでしょう、白煙を上げる愛車のまわりを歩きながら下まわりをのぞき込んだりしています。もちろん、その間もほかのクルマは走行中です。その後、2〜3分ほどしてオフィシャルが迎えに来るまでそのドライバーはクルマのまわりを歩いていました。もしそこへ他のクルマが突っ込んできたら……。

富士のレーシングコースを走行したことがある方はご存知かと思いますが、このコカコーラコーナーのアウト側ははみ出して走行するクルマがとても多いです。その次の走行枠も同じ位置で眺めていたところ、およそ10分間で6回、はみ出しがあり、写真の赤矢印のようなラインで走行していました。前述のようなストップ車両があれば手前のポストでイエローフラッグが出ますが、見落とすドライバーが居るかもしれません。つまり、この位置に降りて留まることは、自殺行為とも言えるほど危険です。

じつはこのパターンは富士に限らずどのサーキットでもよくあります。結果、赤旗で走行が中断されて他のドライバーの走行時間を減らしてしまうことも多いです。車両トラブルなどで走行が継続できない場合は、本来はドライバーはガードレールの外側の安全な位置まで急いで待避しなければなりません(他のサーキットやイベントのローカルルールとして、車内に留まることが正しい場合もあります)。また、なるべく安全な位置まで(コカコーラコーナーならランオフエリアのもっと奥のガードレール近くまで)惰性でクルマを運ぶのがベストです。

リスクはゼロにはなりませんが、それをできる限り減らす努力をする必要があります。件のドライバーもライセンス講習を受けているのですから、対処法は知っていたはずです。しかし、その場面に直面すると頭が真っ白になってしまったのかもしれません。そして、同じようなことはどなたにも起きる可能性があります。それを防ぐには、いつも走行前には対処法を思い出し、走行中も心のどこかで意識しておくことが大事です。走行会などのイベントで、サーキット走行に慣れた方も必ずブリーフィングを受けなければならない理由がここにあります。ライセンス会員の方は取得時の講習を受けたらそれっきりということも多いと思いますが、テキストを読み返してみることも必要でしょう。それがいつか、ご自身の愛車と命、周囲の財産を守ることに繋がります。

(ドラサポ.com 高野)

参考資料:FISCOライセンステキストより抜粋
コース内で車両トラブルが発生し走行が困難な場合には、速やかに車両をセーフティゾーンの可能な限りトラックから離れた位置に停車し(サービスロード開口部付近の場合は、開口部の中に移動して下さい)、エンジンを止めてヘルメットを脱がず、ドライバー、ライダーはガードレールの裏、又は、サービスロード内に退避してご自身の安全を確保して下さい。


2014.11.27


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