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フォーミュラEをテレビで観戦して


フォーミュラEをテレビで観戦して ドラサポブログ

フォーミュラE、開幕しましたね。電動フォーミュラカーによる全戦公道コースでの開催は、次世代のレースとして注目されています。レオナルド・ディカプリオがチームを設立したことでも話題になりました。

メディアでの露出が減り、日常にモータースポーツを感じる機会が減ってしまった今、久しぶりの地上波でのレース中継ということで、お茶の間にモータースポーツファンが帰ってくるきっかけになれば……! と期待して、私もテレビ朝日で観戦しました。

しかし、フォーミュラE、圧倒的に遅い。レース観戦に詳しい人ならもっと他の視点で楽しめるでしょうが、そうでない人にとっては面白みが無いレースに見えてしまうかもしれません。技術的な理由や、公道レースでの安全性確保のためという理由もあるでしょう(予選と決勝ではパワーユニットの出力制限が違うことからも推測できます。予選は200kw、決勝は150kw)。しかし今回の開幕戦での最高速度が160km/h程度というのは遅すぎる(レギュレーション上の最高速度は225km/h)。プロドライバーとアマチュアドライバーのスキルの差として大きい要素のひとつは、パワーとスピードへの適応力です。サーキットにおけるドライビングレッスンを見ていると、ハイパワー車ほどプロとアマのタイム差が大きく出ます。アマにはとうてい扱えないパワーとスピードを自在に操ってみせることが、最も“分かりやすい”プロのすごさ。そういう意味で、遅いことはテレビ的には致命的とも言えるのでは。

そして圧倒的に静か。実況アナウンサーと解説の片山右京さんがしゃべらなくなると、寝てしまいそうでした(笑)でも、電気なので仕方が無い。鳴り物とか応援歌を推奨したり、BGMを効果的に使えば、どうでしょう……?

当初から「静かで遅いレースは見て面白いのか?」と言われていたフォーミュラEにあって、ファンを盛り上げ、ファンがレースに参加できるインタラクティブな仕掛けとして注目されたのが「ファンブースト」。ファンからの人気投票で上位だったドライバーには、一時的にパワーユニットの出力制限を解放して急加速できる権利が与えられるというもの(150kw→180kw。約40馬力アップ)。マリオカートでいえばキノコをもらった感じです(笑)。もちろん、オーバーテイクシーンを演出するという狙いがあるのでしょうが、しかし今回の開幕戦、どこでファンブーストが使われたか……分かりましたか? 私は分かりませんでした……。そもそも使うシチュエーションが無かったのでしょうか? 序盤のセーフティーカー導入により節電を考えずに勝負ができる状況になったためか、各所でバトルが見られ、十分にオーバーテイクが楽しめたのは事実。でも、フジテレビのF1中継ではKERSやDRSを使うシーンは必ず実況が盛り上げていたような。

大勢のスタッフがマシンを取り囲んでタイヤ交換や給油を行い、コンマ1秒でも早く送り出すことが勝負に大きく影響する他のレースと違い、バッテリー切れに合わせてもう1台のマシンに乗り換えるという前代未聞のフォーミュラEのピットインは、ハーネスとステアリングの脱着を補助する2名程度のスタッフのみで、急いでいる感も薄く、これまた迫力が無い……(しかもピットは仮設テント?)。何秒以上停まらなければならないという、急がなくてもいいルールなのでしょうか? 安全性確保のために、余裕を持ってハーネスなどの安全装備を装着できるだけのピットイン時間を義務にしたほうがいいとは思います。

地上波は劇的なファイナルラップを放送することなく時間切れとなり、BSが見られない私はYoutubeでその結末を知るのですが…。もう少し、放送時間に配慮して欲しかった。

開幕したばかりのレースで、まだまだ改善すべき点、改善できる点は多いのでしょう。ファンブーストの盛り上げや、テロップの作り方など実況中継のレベルアップで、テレビで放送して楽しめるレースに十分なり得ると思います。今後も期待したいです。


2014.09.13


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